数年前になりますが、eBay でこのフレームに一目惚れして落札しました。
出品者のヒラリーさん(この方面では有名な方です。)いわく「過去50年以内イギリスで十指に入るビルダー。」の StanPike の制作したフレームです。
写真で判るようにラグがかわいいです。くどすぎず程々のデコレーションで気に入りました。たぶんハンドカットなのかなと思います。このラグの雰囲気と塗り色(再塗装かも知れませんが)、イギリスにしては小さめなサイズ(とは言ってもシートチューブ C-C で 525 ですが…)からすると、女性用に造られた物なのかも知れません。
フレームの詳細は、ちょっと新しすぎる気もするデカールを信じれば、REYNOLDS 531 パイプを使用。エンドは、Campagnolo ロングエンドのダボ付き。ボトムブラケットの上側にリアディレーラー用のワイヤーガイド、フロント用はアウターガイド(つまりフロントディレーラーは、アウター引きを使えと言う事)。フォークのクラウンはチネリのなで肩?タイプ。
仕様からすると、70年代後半くらいの感じでしょうか。
完成車の写真は、今年の春の関戸橋のフリーマーケットの時に撮影した物です。
組み込んでいる部品は、特別珍しい物は使っていません。新品または程度の良い中古が安価で揃いやすい物で組み立てています。
駆動及び変速系は、Campagnolo の NuovoRecord と SuperRecord のイタリアン。
ブレーキは、Mafac Racer に、CLB の インベルセ(インバース/オポジット)レバーのフレンチ。
ハンドルは、アイズさんのプロムナードバーで、ステムは日東のハイクラウン、サドルはフジタの Swallow 型なのになぜかバネ付き革サドル。で、上の方はジャパニーズですね。
ホイールは、Mavic の モントレープロの赤ラベルでチューブラーです。でもこのフレームには、27inch の WO で組んだ方が相性が良さそうですね。ガード(泥よけ)を付けるのも良いかなと思っています。日英仏伊混合で節操がない様にも思いますが、まあ良しとしておきましょう。
If we had a bike like this do you think the gap between us and the podium of the Tour de France would be a bit closer? We can dream!